2020年度海洋地球研究船「みらい」北極航海
海洋研究開発機構(JAMSTEC)が保有する海洋地球研究船「みらい」は、ArCS IIの活動として、2020年度の北極航海を実施しました。観測内容は主に戦略目標①の研究課題に関連するものですが、研究成果やデータの発信、他の戦略目標の研究課題との連携を通じて、戦略目標②③④の達成にも貢献します。また重点課題②戦略的情報発信に関連して、「みらい」による北極海での観測研究に対する取材や観測現場の体験を社会へ発信するために、メディアや民間のシンクタンクから3名が乗船しました。
この航海では、国際連携による北極海同時広域観測Synoptic Arctic Survey(SAS)も実施されました。
北極海同時広域観測
Synoptic Arctic Survey(SAS)計画とは
SASはこれまで北極海では行われてこなかった複数船舶による同時かつ広域の高精度観測を実施する計画であり、海洋地球研究船「みらい」は太平洋側北極海の観測を担当します。SASの実施結果は北極海広域での環境・気候変化をとらえるための、さらに将来の環境・気候を予測するための基礎データとなることが期待されています。
航海概要
航行船
航海期間
2020年9月19日(土)~2020年11月2日(月)までの45日間
調査海域
北極海・ベーリング海・北太平洋
「みらい」北極航海の航路
(提供:北極域データアーカイブシステム:ADS)
北極海からのメッセージ
2020年度北極航海実施中、「みらい」乗船者から発信されたメッセージです。
(こちらの内容は
JAMSTEC公式Twitter
でも発信されました。)
※記事末尾の日付は発生日ですので、掲載順と異なる場合があります。
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