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サイエンスアゴラ2021にて、トークイベント 「北極から探ろう︕未来の防災サービス」 を開催しました

2021 年11月7 日(日)に、科学技術振興機構(JST)主催の科学イベント・サイエンスアゴラ2021にて、重点課題②の一環としてトークイベント 「北極から探ろう︕未来の防災サービス」 を開催しました。この企画は、北極や北極域研究、気象・防災についての情報を提供し、未来のより良い防災サービスについて議論することで、参加者が北極の環境変化や防災を自分ごととして考える場を提供することを目的としています。

参加者への事前アンケートには、未来の防災サービスに対する様々な期待が寄せられました。


  

まず、新潟大学の本田明治氏(遠隔影響課題研究課題代表者)から「北極の環境変化が日本各地に極端現象をもたらす︖」と題して、極端気象の陰の立役者とも言える寒冷渦の客観的指標化とその社会実装に向けた話をしていただきました。

  

次にNHKラジオ気象解説者の福田寛之氏から、「防災情報の活用法~危険のサインを見つけ備える」と題して、最新の防災気象情報の紹介とその利用時のポイントを解説いただきました。

最後に「未来の防災サービスを考えよう︕」と題し、登壇者と参加者で、①将来どんな防災サービスがあるといいかか、②今後どんな極端気象予報サービスを充実させてほしいか、③防災気象サービスの長期予測や精緻化が実現するとどんな未来になるか、などについて語り合いました。

参加者からは、気象防災サービスの精度はもちろん使いやすさも重視するとの意見が寄せられました。


参加者からは、「積極的に予報を出すことで、外れることが多くなったり、市民が慣れてしまったりすることにどう対策したらよいか。」、「それぞれの極端気象予報は、どのくらいの精度や長期予測が実現できているか。今後どうなるとよいか。」、「研究者と一般市民が考える「普通」が異なる中で、どうコミュニケーションをし、市民や社会が求める予報サービスを提供していくか。」などの質問がなされ、よりよい防災気象サービスの実現ために何が必要かを考えるよい機会となりました。

詳細はこちら(サイエンスアゴラ2021特設サイト)