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民族共生象徴空間(ウポポイ)でイベントを開催しました

報告者:日下 稜(北海道大学)
関連課題:沿岸環境課題

会場の様子
毛皮製品の展示

2024年2月4日(土)、5日(日)に北海道白老町にある民族共生象徴空間(ウポポイ)にて「動物の毛皮に触ってみよう-アイヌ民族と北方先住民族の毛皮利用を知る・触る-」を開催しました。例年5月に行っていた毛皮のイベントですが、毛皮の暖かさを実感してもらうためにも、ぜひ雪の寒い時期にやりたいとの要望があり、実現しました。今回展示したのは、グリーンランド、ノルウェー、フィンランド、シベリアなど、世界各地から集められた毛皮や毛皮をはじめとする動物製品約30点です。自由に触ってもらうことで、その手触りや暖かさを来場者に体験してもらいました。来場者が少なくなる冬場でのイベントでしたが、2日間で626人の来場がありました。アンケートでは「めったにできない体験ができた」、「北方少数民族の文化について幅広い視点で学べた」など感想が寄せられました。特にエゾシカの毛皮を使ったベストを実際に着る体験は好評で、多くの人に毛皮の暖かさを体感してもらうことができました。

専門家による解説
シカやトナカイの毛皮と毛皮製品

日本においては、既にほとんど日常の衣服としては使用されなくなった毛皮ですが、沿岸環境課題が調査対象とする、グリーンランドなどの北方諸民族は今でも日常的に毛皮を利用していることを来場者の方々に知ってもらえる貴重な機会となりました。

 

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