雪氷課題グリーンランド氷床観測チーム

グリーンランド北西部での氷床観測(2015.7.5)

現在地:グリーンランド氷床北西部カナック付近(北緯77度32分、東経69度10分)
チームメンバー:杉山慎、津滝俊、Evgeny Podolskiy、箕輪昌紘(北大)、その他スイスとイタリアの共同研究者

カナック村の子供たち
毎年の観測で村の子供たちともすっかり顔なじみになりました。

GRENEのグリーンランド観測は今年で4回目。7月1日にカナック村に到着して、ボードイン氷河での集中観測の準備を行っています。今年はスイス連邦工科大学、イタリアのフローレンス大学との共同観測が実現し、日本、ロシア、スイス、フランス、イタリアと国際色豊かなチームになっています。

7月4日

氷河でのキャンプに備えてお店に買い出しに行くと、子供たちが笑顔で迎えてくれました。毎年の観測ですっかり顔見知り。片言の日本語とグリーンランド語をあいさつを交わします。

7月5日

2012年からスタートしたカナック氷帽での観測も4回目。前年に立てたアルミポールの高さを測って氷の増減を測定します。ポールは一年で1メートル以上融け出てしまうので、ドリルで新しいポールを埋め直します。

カナック氷帽での観測
一年ぶりに質量収支用のポールを立て直しています。