大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立極地研究所

国立極地研究所ホーム>研究成果・トピックス

トピックス

山内恭特任教授が日本気象学会 藤原賞を受賞

2021年3月25日

極地研の山内恭(やまのうち・たかし)特任教授が日本気象学会の2021年度藤原賞を受賞しました。藤原賞は、「調査・研究・総合報告・著述その他の活動により、日本の気象学及び気象技術の発展・向上に寄与した者」(日本気象学会ウェブサイトより)に与えられ、毎年1~2名が受賞しています。

山内特任教授の専門は極域大気科学、気候科学です。南極地域観測隊には過去4回参加し、20次隊・28次隊では越冬しての、カタバ風帯の熱収支の解明や、人工衛星データによる雪氷面上での雲識別手法の開発などに成功しました。38次隊では観測隊長・越冬隊長を務めるとともに、南極大気・物質循環の観測を実施し、さらに52次隊では観測隊長・夏隊長を務めました。また、南極のみならず北極域における研究観測の進展にも尽力し、2011年~2016年に実施された文部科学省「グリーン・ネットワーク・オブ・エクセレンス(GRENE)」では、オールジャパン体制の研究プロジェクト「急変する北極気候システム及びその全球的な影響の総合的解明」のプロジェクトマネージャーとして、数々の研究成果の創出を導きました。今回、これらの研究業績や研究コミュニティへの貢献が評価され、受賞に至りました。

受賞業績

わが国における極域大気科学・気候科学研究への長年にわたる貢献

関連リンク

外部リンク

ページの先頭へ