一般研究観測、萌芽研究観測の公募、審議、採択、実行計画策定は以下のように実施されます。
南極観測センターは、各応募課題に対応するコーディネーターを決定し、各研究代表者との間で計画立案・実行時の調整を行います。また応募課題毎に、対応する専門部会を指定します。担当する専門部会を通じて外部査読を実施し、内容の独創性・先駆性、科学的意義・有効性等を評価基準とした科学的評価を行い、各専門部会で科学的評価をもとに検討を加え、総合的な評価ランク付けを行います。同時に、南極観測センターでは、設営的観点からの実行可能性を検討し、南極観測委員会で実行可能性の評価を行います。また、実施の可能性を高めるため、複数課題の統合などを調整させていただく場合があります。
個々の観測計画について、実行可能性の評価および各専門部会での科学的評価を総合的に判断し、観測計画案を南極観測統合推進本部に諮り正式決定されます。
評価ランク
A:是非とも実施すべき研究課題(各専門部会対応応募課題の30%程度)
B:観測計画に組み入れ可能であれば、実施を薦める研究課題(各専門部会対応応募課題の35%程度)
C:実施を見送る研究課題(各専門部会対応応募課題の35%程度)