2015年1月24日
1月12日現地時間14時06分(日本時間20時06分)、昭和基地沖約500mに接岸した「しらせ」から、パイプラインを展張し、昭和基地貯油施設への燃料輸送、13日夜間からは雪上車による大型物資の氷上輸送、23日からは、ヘリコプターでの空輸を行い、1月24日、昭和基地への全量輸送(1,037トン)を完了した。
昭和基地搬入量は次の通り。
パイプライン輸送 | 532トン:1/12~15 |
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空輸 | 239トン:12/24~27、1/12、1/23~24(~25) |
氷上輸送 | 266トン:1/13~16(+1/19~21) |
輸送物資内訳 | |
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燃料等 | 645トン(貨油650キロリットル含) |
食糧 | 62トン |
越冬観測物資 | 66トン |
越冬設営物資 | 244トン |
夏期観測・設営物資 | 20トン |
「しらせ」は、昭和基地からの持ち帰り物資を搭載した後、第55次越冬隊員、および第56次夏隊員、同行者を乗せ、昭和基地から離れ、2月中旬には、リュツォ・ホルム湾沖の氷海を離脱し、帰路の観測を実施しつつ、帰国の途に就く予定。
氷上輸送
最終搬入物資、通称「花ダンボール」を受け取った、三浦英樹 第56次南極観測隊越冬隊長長(左)と「しらせ」の日高孝次 艦長(右)