大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立極地研究所 南極観測のホームページ

昭和基地への主な物資輸送作業を終了

2016年2月1日

1月4日に昭和基地沖に接岸した「しらせ」と昭和基地との間の主な輸送作業は、雪上車による夜間の氷上輸送を1月4日夜から10日朝まで、「しらせ」タンクと基地側貯油タンクとの間の、24時間連続のパイプライン燃料輸送(バルク輸送)を1月6日から8日まで実施し、1月12日からは、「しらせ」搭載ヘリコプターによる、57次隊持込み物資の昭和基地への空輸、56次隊持帰り物資の「しらせ」への空輸、と続き、1月22日に全ての輸送作業が終了した。

昭和基地には、57次隊の越冬に必要な燃料632トン、食糧64トンを含む総量1,037トンの物資が運び込まれ、56次隊の越冬中に取得された観測資料や保管されていた廃棄物を含む総量344トンの物資が持帰り物資として「しらせ」に運ばれた。1月15日には持込み物資最終を記念した“花ダンボール”が、1月22日には、持帰り物資最終を記念した“花ダンボール”が、それぞれ、昭和基地と「しらせ」に送られ、それぞれの輸送作業の終了を皆で祝った。

昭和基地搬入量
燃料等 632トン
食糧 64トン
その他(観測・設営物資等) 341トン
総量 1037トン

氷上輸送

空輸

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