2016年3月8日掲載
南極大陸上のモーソン基地(オーストラリア)沖で座礁したオーストラリアの観測船「オーロラ オーストラリス」から同基地に避難している科学者等について、同基地から2300km離れた同国ケーシー基地沖まで搬送する「救援活動」のため、南極地域統合推進本部は第57次日本南極地域観測隊及び「しらせ」の行動計画を一部変更することとしました。
この計画変更を受けて、第57次南極地域観測隊はモーソン基地に向けて移動し、3月6日06時35分(現地時間)(日本時間:同日10時35分)に基地沖約9マイルに到着しました。06時57分から14時37分まで、合計43便のオーストラリア観測隊ヘリコプターによる輸送作業を経て、同基地に滞留していた人員66名と物資及びヘリコプター3機の全てを計画通りの受け入れ完了しました。
「しらせ」はその後モーソン基地沖を離れ、受け入れた人員・物資・ヘリコプターをケーシー基地まで輸送中です。
なお、以上の救援活動のため、第57次南極地域観測隊が予定していた海洋観測等については、計画を一部変更して実施しました。
オーストラリア隊第一便(1)
オーストラリア隊第一便(2)
オーストラリア隊第一便(3)
豪モーソン基地のJohn Leben基地長(中央左)を出迎える門倉昭第57次観測隊長(中央右)と三浦英樹第56次越冬隊長(中央)
オーストラリア隊の到着を待つ日本の隊員(1)
オーストラリア隊の到着を待つ日本の隊員(2)
オーストラリア隊の到着を待つしらせ
オーストラリア隊到着(1)
オーストラリア隊到着(2)
「しらせ」観測隊公室
モーソン基地からの移送最終便(1)
モーソン基地からの移送最終便(2)