5月9日朝、変わった形の雲が見られました。
調べたところによると、密度の異なる空気が互いに異なる速度や向きで移動している時、この境界で摩擦が生じて、このような雲が見られるのだそうです。当日、地表付近ではほとんど風がなかったのですが、雲の上部では東風(写真では右から左へ)が吹いていたことが、この日の高層気象観測からわかりました。
このような雲を浪雲(なみぐも)と呼ぶそうです。ネコの目のようにも見えることから、英語ではキャッツアイという愛称もあるようです。もっと詳しく原理を知りたい方は、流体力学の教科書で、ケルビン・ヘルムホルツ不安定を調べてみてください。 |