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地磁気絶対観測
2008年7月9日


地磁気絶対観測の様子
観測は測量儀を操作する測定者と記録者の2名で行います。

 昭和基地では月に一度、地球の磁場を精密に測定する地磁気絶対観測を行っています。人為的な影響を避け純粋に地球磁場だけを測定することが目的なため、この観測は基地主要部から離れたところにある地磁気変化計室で行われます。観測室内には観測データへの影響を避けるため暖房機などが設置されていないため、中は外気温とほとんど同じで冬の季節はかなり寒くなります。また、観測者も観測データに影響を与えないために鉄などの磁性体を身につけないよう注意する必要があります。

 ここで得られた磁場の強さと向きの精密測定値は、数少ない南極地域での地球磁場データとして磁場のモデル計算に組み込まれるほか、地球磁場の長期変化の傾向を考える上で重要なものとなります。

地磁気変化計室
人為的なノイズを避けるため、観測室は主要部から離れています。

 
7月9日の気象情報
天気 雪一時曇り
日の出
日の入
最高気温 -15.2°C
最低気温 -18.6°C
最大風速 19.0m/s
 
 
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