9月14日の夜は、日本では「中秋の名月」。
この日、昭和基地でも月は見られました。南極と日本では季節が逆なのでさしずめ「中春の名月」。ただ、ちょっと天気が思わしくなく、薄い雲を通してのぼんやりとした月でした。
南極で見る月と、日本で見る月、どちらも同じ月を見ているのですが、見え方が異なります。
まず一見してわかることは、上下が逆さまに見えることです。
そして、一ヶ月を通して観察してみると、満ち欠けが左右逆になることに気づきます。
地球儀の日本と南極にそれぞれ人が立っている様子を想像してみてください。見え方が異なる理由は、北半球の日本から見ると、南極では逆立ちして月を見ていることになるからです。
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