昨日、地圏の観測を行いながらゆっくり雪上車を進め、夕方みずほ基地に到着しました。みずほ基地は標高およそ2230メートル、南緯70度41分、東経44度19分の位置にあります。10月の平均気温は-35.2℃、ほぼ毎日10メートル毎秒を超える風が吹いています。
今日は、一日みずほ基地での観測作業と雪上車の整備を行います。リーダーの近藤隊員と青堀隊員の協力を得て、気水圏の浅野隊員は雪尺網の観測、地圏の青山(雄)隊員はGPSを使った反射波観測、宙空の岡田隊員は無人磁力計のデータ回収と保守を行いました。
麩澤隊員と赤田隊員、当山隊員は車両整備と基地周辺の環境調査を分担して行いました。天気は終日、おだやかな非常によい天気が続きましたが、気温-30℃を下回る気温のなかでの作業は、昭和基地での生活に慣れた私たちにとってもかなり厳しいものでした。
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