レスキュー訓練
2016年4月26日
野外観測支援担当隊員が指導します
隊員のレスキュー訓練が開始されました。
極夜(太陽が昇らない時期:5月下旬から7月中旬まで)が明けると野外観測が始まります。スノーモビルや雪上車で海氷の上を移動して南極大陸の内陸や沿岸地域を目指し、観測を行ないます。海氷や大陸には隠れた危険がたくさんあります。海氷の割れ目・クラック、吹きつけられた風によってできる大きな溝・ウィンドスクープ、海氷同士がぶつかり合って丘のように盛り上がるプレッシャーリッジ、氷河の割れ目・クレバスなどなど。
もし、野外で助けが必要になっても救助専門の隊員はいませんので、越冬隊30人の中で解決しなくてはなりません。そのために、レスキュー訓練を行なって、仲間を助けるための技を身につけます。クレバスに人が落ちた場合の救助方法や、吊り上げに使用するロープの結び方などたくさんの種類を覚えなくてはなりません。レスキュー隊のリーダーとサブリーダーにしっかり技を覚えてもらい、他の隊員も全員訓練に参加します。
あいにく今日はブリザードだったため、屋内で基礎を学びました。仲間を助ける・守るための大切な訓練です。
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