昭和基地の星空
2017年1月5日
淡いオーロラが緑色に写っています。今年接近した火星が、ひときわ明るく見えます。
年末に58次隊が昭和基地に到着し、今は南極の夏真っ盛りです。
南極の夏は太陽が沈まない白夜の季節。夜が来ないこの季節には星空が恋しくなります。
今回は、極夜期に昭和基地で見られた星空について紹介します。
昭和基地のまわりには街の灯りなどあるはずもなく、オーロラ観測のため外灯も消されています。また、乾燥していて、ちりやホコリも少ないので、空気が澄んでいます。ですから、寒さを我慢すれば、素晴らしい星空を堪能できます。
天の川も目で見てわかるくらいに明るく輝いていますし、南十字星やマゼラン星雲など、日本では見られない南半球の星を楽しむこともできます。
月が出ていない、オーロラの活動が低調な時間には、天体望遠鏡を出すこともあります。これだけきれいな夜空に星々を眺める機会は、国内ではなかなかありません。
天気 | 日の出 | 日の入 | 最高気温 | 最低気温 | 最大風速 |
晴後一時曇 | - | - | 1.3℃ | -5.3℃ | 3.2m/s |