59次先遣隊到着!
2017年11月5日
昭和基地滑走路に到着した先遣隊
第59次南極地域観測隊は、今年の11月末に日本を出発予定ですが、内18名が先遣隊として本隊より一足早く、10月28日に成田空港から出発しました。本隊がオーストラリアから南極観測船「しらせ」で3週間以上かけて昭和基地に向かうのに対し、先遣隊は南アフリカ共和国のケープタウンに到着後、DROMLAN(Dronning Maud Land Air Network )という、東南極地域に基地を持つ11か国の国際共同時事業である航空ネットワークを利用して南極入りします。今回、ケープタウンで荷物のチェックなどを済ませた後、11月3日にケープタウンを航空機が出発、トロール基地(ノルウェー)、ノボラザレフスカヤ基地(ロシア)を経由して、12時間後の昭和時刻21時前に無事、先遣隊が到着しました。12時間のフライトは長いですが、船と比べるとあっという間です。
先遣隊は到着後間もないですが、早速各自の仕事に取り掛かることになります。今回の18名は、南極大陸内陸のドームふじ基地に向かうドーム隊、大陸沿岸で長期にわたって湖沼調査を行う湖沼チーム、ペンギンやユキドリなど動物の調査を行う生物チーム、現在建築中の基本観測棟の工事を進める建築チームで構成されています。これから59次先遣隊58次越冬隊で協力して色々なオペレーションをこなしていく予定です。59次本隊の到着はもう少し先ですが、これから忙しい日が続きそうです。
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