海氷上にGPSブイを設置
2018年7月27日
GPSブイ
7月27日(金曜日)、東オングル島西側(西の浦)の海氷上にGPSブイを設置しました。
この観測機器は、GPSアンテナや受信機、バッテリーをブイに組み込み、海水の動きを観測するものです。
GPSブイの近くでは験潮所があり、そこでは水位計による潮汐観測が1960年代から通年で行われています。験潮所で得られる水位には、潮汐や海水準の変化、気圧変動が含まれています。今回設置したGPSブイのデータと験潮所データを比較することで、南極沿岸域の海面の応答特性などを明らかにします。
潮の満ち引きがあるということは、海氷も絶えず移動しているわけで、それによって海氷の亀裂(「クラック」といいます)が発生します。ブリザード後は表面が雪に覆われてクラックが見えなくなる事もしばしばで、海氷上を移動する際は注意を払いながら移動します。
GPSブイによる連続観測は氷状が安定している年末まで行われる予定です。
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