南極移動基地ユニットが2020年度グッドデザイン賞およびグッドデザイン・ベスト100を受賞

2020年10月1日

「第61次南極地域観測隊公開利用研究」として南極・昭和基地で実証実験中の「南極移動基地ユニット」が、公益財団法人日本デザイン振興会が運営している「2020年度グッドデザイン賞」と「グッドデザイン・ベスト100」を受賞しました。

グッドデザイン・ベスト100は、グッドデザイン大賞や金賞などの特別賞の審査対象となっています。特別賞の発表は10月30日です。

【評価コメント】(グッドデザイン賞ホームページ、「受賞対象一覧」にて公開)
南極では、十分な人数の建築専門家を送り込めないために現地の研究スタッフで建築の施工を行わなくてはならないこと、限られたエネルギー源を生かす必要があることといった課題を解決するために、プレハブ技術を生かした省施工・省エネの基地ユニットが活用されてきた。実はこの条件は月面基地など宇宙環境でも同様であるという気づきから、ミサワホームが国立極地研究所、JAXAと組んだ研究への活用が進められている。極地環境におけるプレハブ・住宅技術の活用と磨き上げが、宇宙基地の建築に資するという発想と着実な研究の積み重ねが評価された。

南極移動基地ユニット完成後の記念撮影
撮影:JARE61 吉井聖人(2020年5月21日、南極・昭和基地にて)

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