雪氷課題グリーンランド氷床観測チーム

グリーンランド北西部での氷床観測(2013.7.3)

現在地:グリーンランド氷床北西部カナック付近(北緯77度32分、西経69度10分)
チームメンバー:杉山慎、澤柿教伸、津滝俊、榊原大貴、丸山美妃呂(北大)

カナック氷帽:昨年は融け水の激流がみられた氷帽ですが、今年は一面深い雪に覆われています。(6月29日)

カナックの集落:北緯77度のカナックの海は、まだ海氷に覆われています。(7月3日)

今年もグリーンランド北西部へ氷床・氷河の観測にやってきました。観測2シーズン目にあたる今夏は、海に流れ込むカービング氷河の観測を中心に、海洋観測、氷帽観測などを予定しています。

6月29日

予定より一日遅れて観測地カナックに到着。北緯77度のこの村では、ようやく海氷が開き始めました。早速カナック氷帽での調査を開始。ところが、融け水が激流をつくっていた昨年とは一転して、氷帽は深い雪に覆われていました。積雪がとても多かったようです。一年、二年の観測では本当のことはわからない、と実感しています。