大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立極地研究所

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研究活動 基盤研究グループの紹介

生物圏研究グループ

極地の生き物の
現在・過去を調べて将来を占う!

グループ長 小達恒夫

3チーム体制で極地の生物を観測

南極や北極など、極めて厳しい自然条件の極地にも生き物が棲んでいます。私たちは、厳しい環境でどうして生き物が生きてゆけるのかを調べています。また、最近では地球の環境が変化してきているといわれます。特に、南極や北極では氷が溶けたり、雪が少なくなったり、今までとは違った環境になると考えられています。最近の急激な環境の変化に対して、生き物たちがどのように対応しているのかも調べています。私たちのグループでは、生き物の住んでいる場所や生き物の種類によって3つのチームに分かれて仕事をしています。

極地の海の小さな生物(植物プランクトン、動物プランクトンなど)を調べるチーム

日本が調べている南極海はオーストラリアの南側が中心なので、オーストラリアの観測船に乗って南極海へ行ったり、日本の観測船にオーストラリアの研究者を招待したりして一緒に研究をしています。最近では、人工衛星を使って海の水温や、植物プランクトンの量を調べることができるようになりました。人工衛星で調べられたデータを積み重ねることによって、南極海の環境の変化と生態系の変化を調べています。

氷海内でのプランクトン採集

極地の海の大きな生物(海鳥、ペンギン、アザラシなど)を調べるチーム

海で生活する動物たちの行動・生態を直接観察することは難しく、陸上で生活する動物にくらべて研究が大きく遅れています。海で餌をとる鳥類・哺乳類がどこで何をしているのかを、動物にGPSやカメラ、加速度、深度といったセンサーのついた記録装置を取り付けることで調べています。
 
 
 
 

小型カメラを装着したアデリーペンギン

極地の陸上や湖沼の生物を調べるチーム
 

寒冷や乾燥、強い紫外線など、極地の陸上は生物の生存にとって、とても厳しい環境となっています。そのような極限環境にみられる生物の多様性を明らかにする研究が進められています。また、それらの生物が、極限環境に対してどのように生理的に適応し、生態系の仕組みを作り上げているのかを解明しようとしています。
 
 
 

スキューバダイビングによる南極湖沼観測

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