国土地理院は、第1次南極地域観測隊以来70年にわたり、毎次観測隊に職員を派遣し、南極観測における測地観測を担ってきました。

昭和基地のGNSS(GPS)連続観測局
初期の活動は、天文測量による位置決定から始まり、第1次隊では昭和基地に最初の基準点を設置し、小型航空機による空中写真撮影によって東オングル島の地形図を作成しました。その後、第6次隊までに東経37度から45度にかけて大陸沿岸部に基準点を設置し、写真測量を実施しました。
近年では、宇宙利用技術をはじめとする新技術の開発・実用化が進んでいます。特に昭和基地は、地球全体の形状や自転運動を把握するための観測技術が集結する、世界的にも重要な観測拠点となっています。国土地理院は昭和基地を拠点の一つとして、国際的な測地観測プロジェクトに参画し、高精度な位置の基準の構築に貢献しています。また、南極大陸の地殻変動や氷河の後退に伴う地殻の隆起現象の検出に資する観測などを通じて、地球科学的な現象の解明にも貢献しています。
国土地理院は測地観測や地形情報の整備を通じて隊員の安全な活動を支援し、測地・地形情報に関する国際的な活動に貢献するとともに、地球科学や地球環境に関する研究を支援するため、今後も国際社会と連携して地球規模の課題解決に貢献していきます。

1:10,000,000 南極大陸







