大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立極地研究所

研究活動 共同研究

プロジェクト研究 KP303 南極における氷床—海氷—海洋相互作用の観測研究

南極気候システム理解のブレークスルーを目指す

研究代表者 田村岳史

いまだに未探査領域である氷の下の海

最新の無人観測装置等を活用した分野横断型観測研究

南極の氷床−海氷−海洋システムは、地球規模の海水位、海洋大循環、気候形成に対して重要な役割を果たしていて、このシステムの鍵を握る海洋の役割は注目を集めています。近年の研究により、西南極と東南極の氷床・海洋特性の相違、東南極における氷床−海氷−海洋相互作用の地域的相違、そしてそれらの長期的変動の存在が明らかになりつつあります。最新の無人観測装置等を活用した分野横断型観測研究によって、これらの実態を解明します。具体的には、東南極において棚氷融解が顕著とされるウィルクスランド沖(東経90〜150度付近)と、それとは対照的な白瀬氷河周辺域(昭和基地周辺域:東経35〜40度付近)を舞台とした氷床−海氷−海洋相互作用の素過程の詳細な把握を目指します。また、昭和基地周辺域に見られる定着氷や氷河氷舌の十年規模変動、および海洋経年変動の実態とそれとの関係性を明らかにします。

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