大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立極地研究所

研究活動 共同研究

プロジェクト研究 KP304 北極環境変動の解明に向けた国際共同研究の推進

新たな北極環境研究に向けて

研究代表者 榎本浩之

ニーオルスン観測基地全天カメラによる雲量の観測

北極を多角的に見つめる

北極域では急速な環境変化が進行しています。その変化を正確に把握し、変化を引き起こすプロセスの解明と精度の高い将来予測が国際的に強く求められています。平成27年に改組した国際北極環境研究センターでは、北極域の大気で起きていることの把握とともに、分野を越えて今後推進すべき北極環境研究の課題を探っていきます。ニーオルスンにて継続観測されている温室効果気体の観測情報から、大気中濃度の長期変動や季節変動の特徴と原因、温室効果気体の放出源や吸収源についても探ります。北極の気候変動で重要な役割を果たしながらも不明な点が多く残る雲・エアロゾルの特性変化をニーオルスンでの観測により把握します。これらの背景となる広域の環境変化を、北極データアーカイブシステム(ADS)による衛星データで検証して行きます。今後の共同研究の拡大や提案に向けて、大気・海洋・海氷が陸域・海域の生態系に与える影響や、対流圏過程と中層・超高層大気変動との関連性なども検討して行きます。

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