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エアロゾルゾンデ飛揚
2001年 7月16日
 オゾンホールという言葉を一度は聞かれたことがあると思います。普通、地球のはるか上空の成層圏にはオゾンが濃集した層があり、オゾン層といわれています。ところが、極夜が明ける時期になると、南極上空の成層圏のオゾン濃度が減少してしまい、オゾン層にぽっかり穴が開いたようになります。このような現象をオゾンホールと呼んでいます。オゾンホールの発生には、6月30日に取り上げた極成層圏雲という雲が関係していると考えられています。そこで、昭和基地ではこの極成層圏雲の観測を行うために、エアロゾルゾンデという気球を成層圏まで飛ばし、オゾンホール発生の仕組みを探っています。この日は快晴に恵まれ風も弱かったため、大型の気球であるエアロゾルゾンデを飛揚するには最適な条件でした。

 
7月16日の気象情報
天気
最高気温 -17.1度
最低気温 -25.5度
平均気温 -22.3度
最大風速 3.7m/s
平均風速 1.5m/s
 
 
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