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最終フライト&航空機持ち帰り作業
2004年12月9日

最終フライト後の記念撮影

 12月10日、航空機による最後の観測フライトが実施されました。すでに海氷の状態が悪化していた為、気温が下がり海氷の状態が比較的安定する夜にフライトしましたが、当日は着陸したのが午前0時を過ぎていたにもかかわらず一部の隊員が横断幕を作って最終フライトを出迎えてくれました。
 観測隊では2年ごとに航空機を日本に持ち帰り、昭和基地では実施できない整備や検査を行います。45次隊は持ち帰りの年にあたり、その為の航空機分解作業が「しらせ」艦上で実施されました。小型ブルドーザーで海氷上を牽引されたピラタス、セスナの2機は「しらせ」のクレーンで甲板まで上げられ、12月21日から22日にかけて徹夜で主翼や尾翼を外す作業が行われました。今まで様々な南極の光景を見てきた2機はその役目を終え、現在「しらせ」の船倉で静かな眠りについています。

クレーンで引き上げられるピラタス


甲板上まで引き上げられたセスナ


分解途中のピラタス

 
12月9日の気象情報
天気 晴れのち一時薄曇
最高気温 +4.7度
最低気温 -2.1度
平均気温 +1.2度
最大風速 12.0m/s
平均風速 5.5m/s
 
 
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