夏場に活躍した装輪車(タイヤを装着した車)ですが、徐々に走行できるところが限られ、今では殆ど装軌車(無限軌道[キャタピラ]を装着した車)に道を譲り渡しています。
装輪車が完全に走行できなくなってしまう前のこの時期、車両整備にあたる機械隊員は大忙しです。1台1台を点検・整備し、46次隊で建設した車庫に格納していきます。この日の整備はクレーン車のケーブル交換です。作業工作棟に移動されたこのクレーン、先日はヒビの入っていたフロントガラスが交換されました。
交換するケーブルは作業工作棟から外に伸ばされています。シャッターは開けたままです。室内とは言え外気温と殆ど変わりません。そんな中、ワイヤーには丁寧にグリースが塗られ、少しずつ新しいケーブルが巻き取られていきました。このようにして整備された車両は車庫の中で次の夏をひっそりと待ちます。
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