| 「白夜(びゃくや)」という言葉は南極地域観測隊でなくてもよく耳にする言葉です。ですが、「極夜(きょくや)」という言葉はあまり馴染みがないのではないでしょうか。簡単に言ってしまうと白夜の反対が極夜です。白夜を南極などの高緯度圏で夜でも太陽が沈まないなどで明るい現象というのであれば、極夜は昼でも太陽が昇らないため夜のように暗い現象ということになります。ここ昭和基地においては、2005年の場合、6月1日から7月12日の42日間が極夜期になります。
太陽が昇らないと聞くと真っ暗な42日間を想像してしまいますが、昭和基地の緯度(南緯69度)ではお昼前後の4時間程度は薄明るい時間が続きます。というのも、太陽は地平線・水平線のすぐ下まで来ているためです。
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