11月下旬から始まった白夜期が終わりを告げようとしています。
極地ならではの現象、転がる太陽が南の地平線に沈むようになりました。これから一日中、太陽が昇らない極夜期に向かって季節が秋から冬へと移り変わって行きます。今まで天候の穏やかな夏らしい日が続いていましたが、これからは、毎秒40m以上の風をともなうブリザードや零下30度以下の寒さの厳しい南極の自然が待っています。
子育てを終えたアデリーペンギンやほかの海鳥達も南極の厳しい冬を避けるように北の海へ移動を始めます。
私達がバトンを渡す第47次越冬隊は、これから動物達が少なくなるこの自然の中で一年間越冬観測を続けていくのです。
|