極夜があける7月、8月からは野外観測が本格化します。野外観測の準備や定常観測のため、6月の極夜期にも野外活動を続けます。最近も2件の野外活動が実施されました。
1件は、西オングル島でのバッテリー充電旅行です。宙空モニタリング観測(越冬モニタリング観測)の為 西オングル島テレメトリ施設でバッテリー充電作業を昼夜兼行で実施し、併せて同施設の換気扇とフードの交換作業を行いました
別の1件は、とっつき岬での大型雪上車整備旅行です。すでに5月中に、大型雪上車SM100と前観測隊の内陸旅行時の廃棄物を南極大陸内陸旅行の出発地点S16から海氷近くのとっつき岬に移動させました。重さ約12トンの大型雪上車は、まだこの時期海氷上は移動できません。極夜明けの旅行のための整備は大陸上で行います。廃棄物は橇に載せて昭和基地に持帰り分別処理し、一部は国内に持帰ります。
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