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〜このページでは観測隊の最新情報をお送りします〜

定常気象部門別訓練
2008年9月2日〜11日
2008年10月22日〜23日


全天日射計の保守
全天日射計は空全体からやってくる日射量を観測します。日射放射観測はこのほかにも数種類の測器が用いられます。南極は空気が澄んでいるので、こうした光学的な観測に適た場所なのです。

 定常気象部門では、9月にはオゾン観測や日射放射観測の訓練を茨城県つくば市の気象庁高層気象台で、10月には地上気象観測や高層気象観測の機器取り扱い訓練を群馬県伊勢崎市の機器製作会社で、それぞれ行いました。

 いずれの研修も、測器ごとの観測の原理や測器構造の講義に始まり、実際の観測方法、データ管理、点検・保守方法の実習と、多岐にわたる内容でした。

 定常気象部門の隊員は全員が気象庁職員とはいえ、各人の業務経歴は異なっており、測器によっては扱う機会も限られていますので、大変貴重な経験となりました。

 高精度で高価な測器も使いこなす技量があってこそ。研修が終わったあとも各隊員の努力はまだまだ続きます。

ドブソンオゾン分光光度計によるオゾン全量観測(天頂光)
ドブソンオゾン分光光度計は大気中のオゾン全量やオゾンの鉛直分布を高精度で測定することができます。かつて昭和基地でオゾンホールを発見したのと同型の測器です。


視程計(現象判別付)の保守
視程計(現象判別付)は地上気象観測機器のひとつで、赤外線の投射を雲粒や降水粒子等が散乱することを利用して、視程(どれだけ遠くまで見えるか)を観測することができます。

 
 
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