昭和基地では、エンジンの余熱を利用して水を温めお湯をつくっています。そのお湯を利用して24時間風呂に入ることができます。水は大変貴重なため、お湯は毎日交換できません。そのため、お風呂のお湯はフィルター、紫外線殺菌装置を通って、再度浴槽内に貯められます。
人の身体から出た汚れはフィルターで濾されるますが、お湯の通る管に徐々に付着してゆきます。この湯垢を概ね月に一回の頻度で洗っています。導管の中に管を通して高圧で水を噴射し汚れをはがそうとするものです。浴槽に注ぐ循環ライン、浴槽から出てゆく循環ラインの2系統をそれぞれ洗浄します。今回8月18日にこの高圧洗浄を行いました。
導管の屈折部分は、洗浄する管が通りにくいため一旦はずして、管を通してから再度組み立てます。フィルター部分まで通ったことを確認し、高圧洗浄を行います。2系統の洗浄が終わった後、浴槽内にお湯をはって循環させると湯垢が出てきました。たった一ヶ月ですが、結構汚れがたまるもんだと実感する日でした。 |