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防災訓練
2010年3月8日


消火ポンプ移動
ポンプ班は屋外にある130キロリットル水槽へ消火ポンプを運び消火用の水をくみ上げます。

 昭和基地にとって火災は大変恐ろしいものです。空気が極端に乾燥しているため、火災になればあっという間に燃え広がってしまいます。また、気温も低く通常使用している生活水以外の貯水ダムや海は冬季には凍結してしまうので、消火に使用することが困難です。万が一に備え、観測隊では全員で消防活動の担当を受け持ち、定期的に全員参加で模擬火災の消火・救助訓練を行っています。

 2月に越冬を開始してから全員で初期消火訓練を行った後、消火本部、ホース係、ポンプ係、救護係の各係の訓練を行いました。今回は初期消火から本格消火、けが人の救助までの一連を想定した訓練を実施しました。


ホースを伸ばす
ホース班は消火ポンプから火災現場までホースをつなぎます。


消火開始
現場指揮者は、消火準備の完了連絡を受けた後、消火開始の合図を出し、本格消火を開始します。


救護
けが人が出た時は救護班が助けにいきます。
救助されたけが人は昭和オングル病院へ搬送されます。


 
3月8日の気象情報
天気 雪後晴
日の出 05:30
日の入 19:33
最高気温 -6.0℃
最低気温 -9.9℃
最大風速 5.9m/s
 
 
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