昭和基地にとって火災は大変恐ろしいものです。空気が極端に乾燥しているため、火災になればあっという間に燃え広がってしまいます。また、気温も低く通常使用している生活水以外の貯水ダムや海は冬季には凍結してしまうので、消火に使用することが困難です。万が一に備え、観測隊では全員で消防活動の担当を受け持ち、定期的に全員参加で模擬火災の消火・救助訓練を行っています。
2月に越冬を開始してから全員で初期消火訓練を行った後、消火本部、ホース係、ポンプ係、救護係の各係の訓練を行いました。今回は初期消火から本格消火、けが人の救助までの一連を想定した訓練を実施しました。
|