12月23日(水)、午前8時15分に昭和基地のAヘリポートへ砕氷船しらせの91号機ヘリコプターが着陸しました。第一便です。2月14日に最終便が飛び立って以来、312日ぶりの出来事でした。越冬隊員にとって最終便や第一便は、生活が変わる大きな節目となります。
隊員が心待ちにしていた第一便の中には、家族や友人からの便り、労いの品々、生鮮食料品などがありました。
第一便が到着した後の最大のご馳走は、何といっても生野菜、生卵です。観測隊の先輩達から「大皿に大盛りされたキャベツを誰もがものも言わずに貪り食べる」とも聞いていました。51次隊では、生卵は4月で終わり、キャベツや白菜などの葉もの野菜は、7月でなくなっていました。約半年ぶりの生野菜を堪能したあとは、生の果物にも人気が集まります。定番は、温州みかん、林檎などですが、今回はバナナ、ピーチマンゴー、林檎が並んでいました。
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