5月31日から昇らなくなるはずだった太陽ですが、5月下旬の荒天により、1週間も早い23日から私たちの前には顔を出さなくなっていました。あれから1月半が過ぎようとしていたある日、突然、私たちの目の前に姿を見せたんです。でも、これは幻。再会を待ち望んでいる私たちに「もう少しだよ」と話しかけるように、蜃気楼で少しだけ顔を見せてくれました。それでも私たちにとっては待ちに待った再会でした。7月13日、計算上は幻ではなく実際の姿を見ることが出来るはずでしたが、またしても荒天によりお預けとなってしまった太陽との再会。「いつになったら…」そんな我々の不安に気付いてくれたのか、7月15日の朝、晴天とは言えませんでしたが雲の隙間から顔を見せてくれました。
この時期の太陽はほとんど上に上がらず、雪平線(地平線)を転がる様に進みます。少しでも雲があると見ることが出来ません。しっかり昇りきった太陽を見ることが出来たのは21日でしたが、普段は見上げるとそこに居たはずの太陽がこんなにも懐かしく、心を癒してくれる存在なんだと気付かせてくれる、記念すべき初日の出でした。 |