3月19日、FA(フィールドアシスタント)隊員による海氷安全講習が開催されました。
本講習では、昨年12月24日、昭和基地入り直後に受講したゾンデ棒を用いた海氷面状況チェックに加え、ドリルによる雪氷への穴あけ及び海氷厚測定を行いました。
海氷上に形成されるタイドクラック、プレッシャーリッジ、ウインドスクープなどの特徴とそれらの見極め方、そして安全な通過方法の説明に真剣に耳を傾け、一人一人実践しながら海氷上を徒歩で進んでいきました。海氷上では、自分の足元のみではなく、常に広く周囲に目を凝らすことが大事であること、そして危険要素をいち早く認知し、それを安全に回避できる技術を身につけておかなければならないことを学びました。
越冬中には、ルート工作など海氷上行動することが多くなってきます。
本講習は、隊員一人一人が安全行動に対する意識、知識を高く持ち、危険回避できる技術を身につけられるいい機会でした。
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