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日射放射観測

2013年12月6日


観測測器
気象棟という建物の屋上に観測測器が設置されています。

 地球は,太陽から放射されるエネルギー(日射)によって暖められ、大気外へエネルギーが放出される地球放射(赤外放射)によって冷やされます。これらのエネルギーを精密に把握する観測が日射放射観測です。観測には直達日射計、全天日射計、赤外放射計、紫外域日射計という観測測器を用います。代表的な観測要素は太陽から地表面に直接入射するエネルギーである直達日射、太陽面方向を除く天空の全方向から大気や雲で散乱されて地表面に入射する散乱日射、天空の全方向から地表面に入射する赤外放射(赤外線)である下向き赤外放射などです。

 温室効果気体など大気中の物質の変化が放射に与える影響を調べるためには、長期的な放射の観測が重要です。

 この日は晴天のもとデータを計測・保存する計器を交換しました。


観測測器保守風景
全天日射計の保守を行っています。


観測測器点検風景
直達日射計の保守を行っています。

 
12月6日の気象情報
天気
日の出
日の入
最高気温 2.1℃
最低気温 -4.3℃
最大風速 9.4m/s
 
 
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