大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立極地研究所 南極観測のホームページ
一年間、ごちそうさまでした。
2015年1月24日
越冬隊24名の食事は大きい鍋やフライパンで作ります。
昭和基地では昼食と夕食の開始10分前になると、基地全体にサイレンが響き渡ります。私達越冬隊員はそのサイレンの音で作業を一段落させ、食堂へ向かいます。
調理隊員は、当直とともに毎食（平日の食事開始時刻は、朝食７時、昼食正午、夕食18時）の１時間前には厨房で仕込みをスタートさせ、温かい料理を開始時刻ちょうどに用意してくれました。この１年間、この心のこもった料理のおかげで、隊員達の疲れはすぐに回復しました。
また、調理隊員は、食材の管理や厨房の清掃なども行っています。昭和基地の持ち込まれる越冬用食材の量は一人あたり１トンほどにもなり、越冬開始時には満杯になっている食料倉庫の食材を１年間の越冬期間で計画的に調理・消費していくことも、調理隊員の腕の見せ所の一つなのです。
この１年間、私達越冬隊が観測や業務を順調に進めることができたのも、生活の基本となる食事を楽しくおいしく食べることが出来たおかげです。昭和基地での食事は一生の思い出になるでしょう。
食事はビュッフェ方式です。ついつい取りすぎてしまいます。
毎日、食卓は笑顔が絶えません。
隊員のリクエストメニューもあります。この日はステーキでした。
食材管理も欠かせない仕事です。
お米の研ぎ方について講習しています。
調理隊員の支援のおかげで隊員有志による手作りうどんも完成しました！
毎月のイベントにはスペシャルメニューが並びました。
ミッドウインターフェスティバル（冬至祭）にはフランス料理のフルコースが振る舞われました。
誕生日会のケーキ。
食事の準備は調理隊員と当直で実施しました。
2015年1月24日の気象情報
| 天気 | 日の出 | 日の入 | 最高気温 | 最低気温 | 最大風速 |
| 晴一時薄曇 | 01:37 | 23:21 | 1.8℃ | -5.8℃ | 12.2m/s |
