氷上輸送NOW!!
2015年1月13日
設営主任の指示の下、隊員達が協力して物資を雪上車のソリから降ろします。
1月12日、南極観測船「しらせ」が昭和基地沖約500mの定着氷に到着しました。到着後、パイプラインによる燃料の輸送がスタートし、翌日から雪上車による氷上輸送も行われています。
氷上輸送は、「しらせ」と「昭和基地」間で56次隊の一年間の越冬観測を支える物資や食糧などを基地に搬入しながら、55次越冬隊で使用した観測機器とともにこれまでに昭和基地で使用された車両や廃棄物などを搬出します。
なお、氷上輸送は、海氷の上を雪上車が重い荷物をけん引して往復するため、安全面を考慮し、気温が下がる夜間に実施しています。「白夜」の下で、夜9時から翌朝6時まで作業が続きました。
輸送作業は「しらせ」側の輸送隊員と昭和基地側の庶務隊員で物資の搬入・搬出順が決められ、荷受け現場を統括している設営主任が、大型クレーンやフォークリフトを操縦する隊員に指示を出します。
氷上輸送が終了すると、「しらせ」搭載ヘリコプターによる空輸が始まります。予定通りに輸送が完了すれば56次隊が越冬観測する準備が整うことになり、越冬交代までカウントダウンが始まります。
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