大切な安全講習 ~前編~
2015年3月31日
島内行動訓練中の様子
コンパスと地図で方角を確認しています
きょうは、3月中旬から幾度も開かれている南極安全講習についてご紹介します。いよいよ始まる本格的な野外活動においては、自分と仲間の安全を守ることは何よりも大切。万一の緊急事態にも対応できる知識と技術を習得するため、わたしたちは日々真剣に訓練に取り組んでいます。
まずは装備についての説明会。これからの厳冬期に向け、「野外活動時にはどんな衣類をどのように着用すべきか」ということや、非常食や調理用火器の適切な使い方などを学びました。衣類は闇雲に重ね着すれば良いわけではなく、気温に合わせて適切な素材のものを選ぶことが重要です。
続いて、コンパスや地図の使い方とルート方位表やルートマップの作成方法、そして野外行動における注意点などの勉強をしました。これらは日本でもずっと学んできたことですが、何度でも繰り返し練習してしっかり身につけなければなりません。
その後、実際に野外における行動訓練を行い、昭和基地のあるここ東オングル島内を3時間かけて歩きながら、これまでの講義で学んだことを再度実地で確認しました。(次回につづく)
天気 | 日の出 | 日の入 | 最高気温 | 最低気温 | 最大風速 |
雪時々曇 | 06:58 | 17:52 | -5.2℃ | -12.7℃ | 14.4m/s |