きょうもおいしくいただきます(その2)
2015年12月11日
楽しい食事風景
食卓に並んだ、彩り豊かな純和食。きょうの調理担当隊員は日本料理が専門です。
素材の味を生かす和食・・・ですが昭和基地においては食材のほとんどが冷凍品なので、味付けは日本のとおりにはいかないのだそう。傷まないよう工夫して保存していた生野菜もすっかりなくなってしまいました。基地内の水耕栽培で育てた、わずかな緑を大切に使いつつも、「こんなに長い間生野菜に触れないのは料理人になって初めて」と笑います。
調理担当として心がけていることは?「一日中外で体を動かす仕事の人もいれば、ずっと基地の中にいることが仕事の人もいる。同じメニューであっても、皆が同じように満足してくれる料理を作りたいんです」。だから、気になるのは「いただきます」のその後。隊員の箸の進み具合やお皿の空くペースをさりげなくチェックながら、次のメニューを考えているんだとか。
食堂で食べる三度の食事作りのほか、野外へ出かける隊員や夜勤者へのお弁当作りも調理隊員の日課です。お弁当箱のふたを開けると、ある時は肉好きな隊員へお肉一色、またある時は若手隊員へかわいいキャラ弁!そんな小さな気配りやセンスで、二人の調理隊員は56次隊の人気者です。
天気 | 日の出 | 日の入 | 最高気温 | 最低気温 | 最大風速 |
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