ドローンで見た昭和基地主要部
2017年5月13日
大型大気レーダー上空から見晴らし岩を望む
ここ数年で急速に普及したドローン(マルチコプター)。昭和基地でも海氷状態の調査や積雪状況の概観、高所の点検などにドローンを活用しています。ドローンなら人が近づくことが危険な場所や、一度に調査できないような広い範囲を安全に、かつ素早く見渡すことができます。今回は、大型大気レーダー周辺から海氷や基地主要部を見た様子をご紹介しましょう。
まずは大型大気レーダーのアンテナの点検から。東京ドームほどの面積に広がる約1000本のアンテナも、ドローンを使えばあっという間に点検完了。まだ雪に埋もれているアンテナはなさそうです。
次は北東の海氷状態の偵察に行ってみます。今年は海氷が大きく流出し、昭和基地のすぐそばまで海が迫ってきています。近づくのも危険な海氷縁の状態ですが、上空からなら手に取るようにわかります。GNSSによって正確な撮影位置が分かることもポイントの一つ。
最後に基地主要部の様子を俯瞰してみましょう。数年前までは来るときと帰るときくらいにしか見られなかった、昭和基地を上から見た風景。今では簡単に写真に収められるようになりました。
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