レーション(野外行動食)作り
2017年8月6日
2名分ずつに小分けされた食料
国内では59次隊も本格始動し始め、やり取りも活発になってきました。日の出ている時間も日に日に長くなってきており、野外活動も忙しくなってきました。
野外に調査旅行に行くとき、欠かせないのが食料です。野外では調理器具が限られているため、あらかじめ昭和基地で調理したものを真空パックにして冷凍したものを持って行きます。冷凍に向いた食事を作るときは10名分ほど多めに作って小分けして冷凍しておきます。これを日数に応じて段ボールに詰め、持って行くわけです。また、天候の変わりやすい南極では予定通りの日数で帰ってこられるとは限りません。必ず、2~3日分の予備食を余分に持って行きます。
11月に昭和基地から1000㎞離れたドームふじ基地へ行く調査旅行が計画されています。10名の隊員が3か月、雪上車で生活します。予備食も含めると3000食の食料が必要となります。越冬開始から作り始めたこの旅行食作りもあと10日分、300食を残すのみとなりました。
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