南方ルート
2017年9月20日
雪鳥沢小屋に向けルートを工作をする土屋隊員と國分隊員
陸上生物部門の湖沼調査チームとペンギンチームが南方での観測活動を開始するのに合わせ、そこまでのルート工作が快調に進んでいます。
ルート工作では足下の氷の厚さを数百mおきにドリルで穴を開けて計測し、雪上車が乗っても大丈夫かどうかを確かめながら目的地までの安全なルートを作って行きます。また計測した場所には目印の旗を立て、ハンディGPSで座標を登録し、後で地図上にルートを描くというのが一連の作業です。
先日はラングホブデの雪鳥沢小屋までのルートが完成しました。雪鳥沢観測小屋は昭和基地から30kmほど南にあります。雪上車で片道4時間かかる距離です。ラングホブデまでのルートは昭和基地からも見える大きな長頭山をひたすら目指して走ります。雪鳥沢小屋手前では氷河の末端が海に流れ落ちるハムナ氷瀑が眼前に広がり、それは圧巻です。
58次隊としてはラングホブデの雪鳥沢小屋から更に30kmほど南にあるスカルブスネスのきざはし浜小屋までルートを伸ばすことになっています。安全に楽しく、そして大きな研究成果が得られるよう、隊員一丸となって頑張ります。
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ブリザード | 6:16 | 18:16 | -11.0℃ | -13.0℃ | 25.0m/s |