レスキュー総合訓練
2017年10月16日
必要な装備を準備しています
10月16日にレスキュー総合訓練が実施されました。これまでにも個別のレスキュー技術に関する訓練は行われていましたが、今回は実際にレスキューを必要とする事態が発生し昭和基地からレスキュー隊が救助に向かうという一連の訓練を初めて実施しました。
想定内容は野外活動中の隊員がタイドクラックに転落したというものです。他の野外パーティーメンバーからのレスキュー要請を受け、昭和基地ではレスキュー体制が発動されます。レスキュー体制が発動されると隊員達はそれぞれの配置につき様々な役割を分担します。例えば実際にレスキュー隊員として現場に赴く隊員や、必要な装備や現場に向かうための車両を準備する隊員、基地内で医療体制を整える隊員などです。隊員達は昭和基地通信室に設置されたレスキュー本部の指示を受け行動します。レスキュー本部には隊長を始めとした本部員が詰めています。
今回は事前のシナリオや役割分担が決まっていたこともあり比較的スムーズに救助活動を行うことができましたが、いくつかの改善すべき点も明らかになりました。今後はより万全のレスキュー体制を築いていけるように努めるとともに、レスキューを発動する事態に陥らないよう行動することを心掛けていきたいと思います。
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