越冬の一大イベント ミッドウィンター祭
2018年6月21日
JARE59雪像 雪上車(右)とはれるん(左)が選ばれた
6月21日。南半球では「冬至※」にあたるこの日を中心に、南極とその周辺にある各国の基地では、無事に冬至を迎えられたお祝いとして「ミッドウィンター祭(MWF)」を行い、グリーティングカードを交換する習慣があります。
昭和基地でもミッドウィンター祭として、大運動会、腕相撲大会、有志による演芸大会など、様々なイベントを開催しました。その中でも隊員が楽しみにしているのは調理隊員による夕食会です。今年は管理棟食堂でのコース料理に加え、-20℃の満天の星空の下でのコース料理も味わいました。
娯楽の少ない南極では、太陽が昇らないため気分が沈みがちなこの時期にこのようなイベントを実施することにより、隊員同士の絆が深まるとともに、越冬後半に向けての英気を養うひと時となりました。
※天文学の定義では、「春分」の地球と太陽の位置関係を基準にして、公転の結果、地球から見た太陽の位置が90度進んだ瞬間を「夏至」(それを含む日を「夏至日」)というため、正式には真冬の南極でも、天文学的には「冬至」ではなく「夏至」となります。
天気 | 日の出 | 日の入 | 最高気温 | 最低気温 | 最大風速 |
雪時々曇後晴 | ─ | ─ | -16.2℃ | -23.8℃ | 5.8m/s |