内陸旅行隊、出発!
2018年9月13日
雪上車への物資積み込み
9月13日に、内陸旅行隊が昭和基地を出発しました。旅行といっても観光ではありません。内陸旅行隊の目的は「ドームふじ基地」へのルート上にある、「中継拠点」と呼ばれている場所やその行き帰りで観測を行なうことです。
したがって、旅行隊は「中継拠点でのAWS(無人気象装置)の設置」「ラジオゾンデ観測」「雪尺観測」「ラドン濃度測定(毎日)」「雲・降水の鉛直分布観測(毎日)」「降水粒子観測(毎日)」などなど数々のミッションを背負っての出発となります。
内陸旅行隊は6人の隊員で構成され、およそ1ヶ月にわたり昭和基地を離れます。そのための車両・物資・燃料などの準備は、多くの隊員の協力のもと、先月から着々と実施されてきました。
59次隊では、「ドームふじ基地」周辺での深層掘削点調査を行なう内陸旅行隊の出発が11月上旬に予定されており、その旅行隊のための燃料輸送も今回の内陸旅行隊の任務に含まれています。
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