積雪・氷厚調査
2018年9月25日
雪の掘り出し作業
9月25日に、昭和基地近くの海氷上で積雪・氷厚調査を実施しました。この調査は、海氷上をスノーモービルで移動しながら、海氷上に積もった雪の深さと海氷の厚さ等を調べるものです。
調査ポイントに到着後、まずはスコップで雪を掘ります。スコップが海氷に届くと、スコップが氷で跳ね返されるので、海氷に届いたことが分かります。雪をかき出して、雪の深さをメジャーで測ります。次に、氷厚を測定します。氷厚は、氷を砕く電動ドリルを海氷に当てて、穴を開けていきます。この時、まっすぐに掘らないと正確な氷厚が測れないので注意が必要です。ドリルが氷を突き抜けて、海水に到達するとスコッとした感触が手元にあり、ドリルを止めます。その後、氷厚計(メジャーと紐を利用した器具)で氷厚を測ります。この日は午前中に15か所のポイントを調査しました。
この調査データは、南極観測船「しらせ」が昭和基地に到着し物資輸送をする時、海氷が物資の重さに耐えられるかどうかを調べるための参考情報となります。「しらせ」が昭和基地に到着するまで、この調査は数回実施される予定です。
天気 | 日の出 | 日の入 | 最高気温 | 最低気温 | 最大風速 |
快晴 | 5:56 | 18:33 | -17.4℃ | -23.8℃ | 5.9m/s |