アイスオペレーション
2018年11月7日
アイスオペレーションの様子
観測隊では、国内の広報活動用に氷を採取する通称「アイスオペレーション」という作業を毎年おこなっています。第59次隊でも、昭和基地の北方にある海氷上へ行き、下見をしておいた氷山の氷をとってきました。氷山の氷は南極大陸に降った雪が固まってできたものであり、固まる過程で過去の大気が詰まります。
作業は、つるはしで氷山を砕くグループ、氷を段ボールに詰め込むグループ、段ボールの重さを量るグループに分かれて作業をしました。つるはしで思うように氷を砕けなかったり、氷が重く運ぶのに苦労しましたが、全員で力をあわせて目標の数をとることができました。とってきた氷は、国内の教育現場や様々なイベントで、触ることのできる南極の氷として利用されます。
「アイスオペレーション」終了後には、氷山の斜面を利用した観測隊恒例の「そうめん流し」をおこないました。流した水やそうめんが掘った溝の途中で凍ってしまったり、国内とは一味違った「流しそうめん」となりましたが、南極の壮大な景色を見ながら、そうめんを美味しくいただきました。
天気 | 日の出 | 日の入 | 最高気温 | 最低気温 | 最大風速 |
晴一時曇 | 2:33 | 21:42 | -5.9℃ | -13.9℃ | 10.7m/s |