6月1日は電波の日、気象記念日
2019年6月1日
式典後の記念撮影
隊長、通信・気象隊員、感謝状の受賞者で。
5月末からついに極夜が始まり、越冬生活も中盤に入った60次隊。6月1日は電波の日、そして気象記念日ということで昭和基地で記念式典を開催しました。
電波の日は、1950年6月1日に電波法・放送法等が施行されたことを記念して1951年に制定されました。一方、気象記念日は1875年6月1日に気象庁の前身である東京気象台が気象と地震の観測を始めたことを記念して1942年に制定されました。
昭和基地において、通信隊員が管理する無線は非常に重要な通信手段。昭和基地周辺で作業をする際の連絡だけでなく、昭和基地から遠く離れた場所で活動する際も野外パーティーの安全を確認する定時交信を行うなど無線が命綱となります。また、自然環境の厳しい昭和基地では、気象隊員が提供する観測値や天気予報が行動計画や安全管理に欠かせません。こうした通信や気象の業務は担当隊員だけでなく、数多くの隊員によって支えられています。記念式典では通信隊員が“南極昭和通信局長”、気象隊員が“南極昭和気象台長”として、それぞれ活動を支えてくれている隊員に感謝状を贈りました。
記念式典後のパーティー会場は、気象棟の横にできたスノードリフト(雪の吹き溜まり)を利用して作った大きなかまくら。南極らしい会場での開催を楽しみにしていましたが、あいにくの悪天のためパーティーは延期となってしまいました。南極での生活は天気に振り回される毎日です。
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