次隊の受け入れ準備
2019年12月26日
恒例のAヘリ布団干し
越冬隊の毎年恒例行事となっている布団干し。干す布団の数はおおよそ100組。
昭和基地では次隊となる第61次南極地域観測隊を受け入れるための準備に大忙しです。
観測隊は昭和基地に入るとまずは夏期隊員宿舎(女性隊員・同行者は居住棟)で寝泊まりするので、その夏期隊員宿舎(第一夏宿・第二夏宿)を立ち上げます。この夏宿、第一夏宿は池のそばにあることから別名「レークサイドホテル」、第二夏宿はヘリポートのそばにあることから別名「エアポートホテル」という別名が付いています。でも普段私たちは「イチナツ」「ニナツ」と呼んでいます。
夏期宿舎は、利用されない冬中は配管が凍りついてしまったり通風孔から雪が入ったりしないように、覆いなどをしていましたが、それを取り外して使えるようにするのです。簡単に使えるようにとは言っておりますが、人数も日数も結構かかる大仕事です。汚水処理や浄水装置も、水源の池も、厨房も太陽光温システムも…たくさん準備があります。
そして、恒例の布団干し。一番大きなヘリポート「Aヘリポート」にブルーシートを敷き、ふとんを並べてゆきます。その数おおよそ100組。1回では並べきれないため、1回目は第一夏宿分、2回目は第二夏宿分と2回にわけて行います。次隊が来る予定が早まるかもしれないというはなしも出たため、大急ぎで作業にとりかかり次隊迎え入れの準備をいたしました。
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